CASPT2025への参加報告

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Supported by 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION

日時 2025/7/1(火) 〜 4(金)

開催概要

 2025年7月1日(火)~7月4日(金)に、Conference on Advanced Systems in Public Transport and Transit Data (CASPT)2025が京都大学で開催され、当研究所から研究員1名が参加した。
CASPTは、1975年に始まり、3年ごとに開催されている国際学会である。 公共交通の計画および運営を対象とし、学者のみならず、実務家も多数参加しており、産官学連携の推進を目的としている。今回は、発表者を含め、200名以上が参加した。前回は2022年にイスラエル・テルアビブで開催された。

当日の結果

当研究所から覃前研究員がポスターセッションで、「グリーンスローモビリティーの導入効果についての考察:ソーシャルキャピタルの視点から」(原文は英文)と題して、当研究所で行った個別研究調査を基に、発表を行った。千葉市桜木地域における事例の考察を踏まえ、グリーンスローモビリティーの展開を含め、日本の公共交通の課題、新たな取組などについて各国の研究者と活発な討論と意見交換を行った。 特に、グリーンスローモビリティーが地域住民によって運営されている点については、海外の参加者から高い関心が寄せられた。

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     会場の様子

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      参加者との意見交換(右は覃前研究員)


今大会では、森地茂 東京大学名誉教授・政策研究大学院大学名誉教授(当研究所の評議員・研究アドバイザー)が「日本のTODとアジアへの提言」(原文は英文)と題して、日本におけるTODの取組、成果、課題等について、特別講演を行われた。

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           森地教授(特別講演)