運政研叢書
研究成果の中から、専門家や研究者のみでなく、運輸政策分野に必ずしも馴染みが深くない読者にも容易に理解されるよう、できるだけ平易な記述による書籍を出版しています。
008 Sep.2019 |
地方都市 生活交通の将来像"スマートシュリンク"への羅針盤 越智秀信 (前運輸政策研究所主任研究員)著 人口減少・高齢化が進む中で、生活の質(Quality Of Life )を維持していくことは可能なのか。 時期、規模の違いこそあれ、全国各地で、例外なく生じる問題が「まち」と「交通」。地方では既に深刻化し、最も遅く、規模が大きい東京でも 10 年後には問題が顕在化する。 全国各地における「まち」づくりや「交通」などに関する多数の施策事例や海外の事例も図表を使って紹介。これらを踏まえて、今からでも講じるべき、検討すべき方策を探る。 交通研究のエキスパートである著者の鋭い視点から、将来に向けた "スマートシュリンク"へのアプローチ方法などを具体的に提言する一冊。 本書の構成 第1章 社会構造の変化 第2章 交通を巡る状況の変化 第3章 地方の中枢都市(政令指定都市以外の県庁所在市 の交通政策等 第4章 その他の都市の事例 第5章 まちのスマートシュリンク 第6章 交通のスマートシュリンク 参 考 都市別基礎情報、生活交通等に関する状況 |
007 Aug.2010 |
循環型社会の廃棄物マネジメントと静脈物流~ゴミから資源へ~ 尹 鍾進 (京都大学大学院工学研究科特定准教授、前運輸政策研究所研究員)著 リサイクルするか、それとも、焼却・埋立てなどの非効率的な処分を行うかを決定する際には、物流費が決定要因となる。本書では、静脈物流の現状や特性を分析し、循環型社会形成のための課題を明かにする。また、静脈物流の効率化や不法投棄防止に関する内外の先行研究の考察や先進事例を紹介する。 こうした検討を通じて、循環型社会形成に向けた効率的かつ精度の高い静脈物流システムを構築するための戦略として、規模の経済の便益の享受が可能となる静脈チェーンの構築とマネジメントが効果的であることを示し、その実現に向けた制度的支援策を提案する。また、本書では静脈チェーンを構築するための情報システムや循環資源の国際的な循環などのあり方、経済規模が小さい離島における静脈物流の対策についても検討を行っている。 本書の構成 序 章 循環型社会とリサイクル、物流 第1章 廃棄物問題と対策、物流の重要性 第2章 静脈物流の現状と課題 第3章 先進事例と静脈物流効率化のための施策 第4章 離島における静脈物流の課題 第5章 再生資源の国際的な循環への課題 第6章 循環型社会に向けて |
006 Oct.2010 |
首都圏空港の未来~オープンスカイと成田・羽田空港の容量拡大~ 首都圏空港将来像検討調査委員会編 成田空港、羽田空港の容量不足が、航空市場の拡大、ひいては国内の地域活性化やわが国の国際的発展のボトルネックとなっており、その解決が喫緊の課題です。 アジア経済圏の成長と航空市場の自由化、特に小型機による低価格、高頻度運航は、国際航空需要を拡大させることから、首都圏空港の更なる容量拡大が求められます。 このような状況下で、成田、羽田、茨城空港、横田飛行場の容量が将来どこまで拡張可能かや、羽田空港へのアクセス交通と周辺都市開発戦略などを長期的視野から見定めておくことが必要です。 本書は、運輸政策研究所に設置した「首都圏空港将来像検討調査委員会」での研究成果に最新情報をできる限り加え取りまとめたものです。本書がこれらの課題解決に貢献できれば幸いです。 |
005 Mar.2008 |
地域交通戦略のフロンティア-英国のダイナミズムに学ぶ- 中野 宏幸著 今、地域交通をどう再生するのか。本書は、バス利用促進等の公共交通へのシフト方策、地方交通計画の活用、地域空間戦略の導入、住民参加の工夫など、英国における戦略的取組みや地域交通政策のガバナンス構造を読み解き、地域交通戦略のあり方を展望したものであり、地域交通行政や企画、運輸業務等に関わる方の実務書としてもご活用いただけるものである。 |
004 Dec.2005 |
港湾の競争戦略-トランシップとロジスティクスの融合- 古市 正彦著 本書は、著者が運輸政策研究所において取り組んできた研究テーマについて、運輸政策研究所研究報告会において報告した「東アジアにおける地域間競争力確保に向けた国際海上コンテナ航路網の展開」及び「東アジアにおける地域間競争力確保に向けた港湾ロジスティクスの展開」の成果をもとに取りまとめたものである。 |
003 Oct.2000 |
空港経営―国際比較と日本の空港経営のあり方― 添田 慎二著 本書においては、網羅的とはいえないものの一通りの調査及び検討を行い、海外の事例なども踏まえつつ、最終的に日本において空港制度改革を行った場合の、問題点の提起などを行ってみたものである。 |
002 Dec.1998 |
新時代の国内観光:魅力度評価の試み 室谷 正裕著 本書は、「観光地の魅力度」を定量的に評価するという、これまでになかった評価手法を使い、それぞれの観光地の魅力度を把握するためのツールを提供するもので、実際にこの手法を使った網走と松江での実例とともに、その評価手法を紹介したものである。 |
001 May. 1998 |
物流EDI:大競争時代を生き残るために 水流 正英著 変革の時代の中で、企業が生き抜くためには、物流の効率化は、避けて通れない問題である。本書は、その手段の一つである物流EDIの現状と将来を具体的な事例をとりあげながらまとめたものである。 |
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