交通運輸分野における深刻な人手不足が公共交通の安全性等にもたらす影響と対応方策に関する研究調査
- 総合交通、幹線交通、都市交通
- 調査研究事業(日本財団助成)
研究概要
全産業平均以上のペースで高齢化が進んでいる公共交通産業においては、深刻な人手不足が輸送サービスの安全性、信頼性に影響をもたらしかねない。鉄道を中心に労働力の現状と将来見通し、輸送サービスの安全性等への影響を調査分析するとともに、人手不足に対応した技術連携協力、技術開発、多様な人材の確保等の対応方策について研究調査を行っている。これまでに、国土交通省から入手した運転事故・輸送障害等のデータと鉄道統計年報を用い、事業規模別の事故等の発生状況と要員数・維持管理費との関係の定量分析を進めた。また、有識者インタビューや文献調査等により、業務共同化、省力化技術等の先行事例調査を行った。
事業規模別の分析から、中小鉄道事業者は運転事故・輸送障害の発生率が高く、保守水準の低い事業者ほど輸送障害が多い傾向にあることを確認しつつある。また、国内の先行事例から、事業者間連携の立ち上げとその継続には、推進役と事務局機能の確保が重要であることを把握した。これらを踏まえ、提言(案)を整理するとともに、その実現可能性について検討を進めている。
<研究員>
金山洋一、藤﨑耕一、工藤徹也、佐々木崇人、緒方あゆみ、菅生康史
<調査員>
伊藤佳名子
研究活動
2026/01/20~27 鉄道業界における人手不足への対応に関する調査 (「運輸総研だより」Vol.18 P.65~66に掲載)
(英国)


