「アメリカ航空産業の現状と今後の展望 / 米国の空港混雑問題とスロット調整方式」
- 運輸政策コロキウム
- 航空・空港
第135回運輸政策コロキウム ~ワシントンレポートV~
日時 | 2020/1/30(木)16:00~18:00(開場15:30) |
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会場・開催形式 | 運輸総合研究所 (東京) |
開催回 | 第135回 |
テーマ・ プログラム |
「アメリカ航空産業の現状と今後の展望 / 米国の空港混雑問題とスロット調整方式」 |
講師 | 第一部:高木 大介 ワシントン国際問題研究所 研究員 第二部:坂本 弘毅 ワシントン国際問題研究所 主任研究員 |
コメンテータ | 遠藤 伸明 東京海洋大学 海洋工学部 流通情報工学部門 教授 |
開催概要
米国航空会社の航空輸送需要及び供給量の動向、営業収入・費用・損益の動向、収入構造、人件費・燃料費など費用構造に関するデータを整理・分析するとともに、今後のアメリカ航空産業の見通し等について議論を行った。米国では、好調な経済情勢等を反映して航空需要が過去最高の水準に増大する中、各主要空港において混雑・遅延が発生しており、米国の主要空港における混雑の状況、各混雑空港におけるスロット調整方式の現状等を整理・把握するとともに、米国の空港におけるスロット調整方式の今後の展望等について闊達な議論を行った。
プログラム
開会挨拶 |
宿利 正史 |
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所長挨拶 |
山内 弘隆 |
講 師 | |
講 師 | |
コメンテータ | |
質 疑 |
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閉会挨拶 |
奥田 哲也 |
当日の結果
当日のコロキウムでは、第1部「米国旅客航空企業の動向」を高木研究員より、第2部「米国の空港混雑問題とスロット調整方式」を坂本主任研究員より発表を行った。
「米国旅客航空企業の動向」では、米国航空会社の航空輸送需要及び供給量の動向、営業収入・費用・損益の動向、収入構造、人件費・燃料費など費用構造に関する時系列データを整理・分析した。注視するポイントとしては以下の2点です。
・好調な需要とコストコントロールを行いながらいかに需給バランスをとるか
・国際貿易摩擦の動向、JVの進展、超長距離航続機の発展等を踏まえた国際線の成長
「米国の空港混雑問題とスロット調整方式」では、米国の主要空港における混雑の状況、各混雑空港におけるスロット調整方式の現状等を整理・把握した。今後のスロット調整方式等の今後の展望として、以下を示した。
・定時運航率(OTP)の向上
・空港処理能力の拡張
・混雑空港の能力の最大活用方策として、「スロット規制の堅持」、「スロットの流動化」、「新規参入航空会社等のスロット取得など」
コメンテーターからは、米国航空会社・欧州航空会社の戦略「サービスのアラカルト化(アンバウンドリング)」やEU主要空港に拠点を置くアライアンスの欧米の市場占有率の変化について紹介された。
当日は、学術関係者、国土交通省、航空関係者、運輸交通関係団体、コンサルタント、メーカーなど135名を超える参加者があり、盛会なコロキウムであった。
「米国旅客航空企業の動向」では、米国航空会社の航空輸送需要及び供給量の動向、営業収入・費用・損益の動向、収入構造、人件費・燃料費など費用構造に関する時系列データを整理・分析した。注視するポイントとしては以下の2点です。
・好調な需要とコストコントロールを行いながらいかに需給バランスをとるか
・国際貿易摩擦の動向、JVの進展、超長距離航続機の発展等を踏まえた国際線の成長
「米国の空港混雑問題とスロット調整方式」では、米国の主要空港における混雑の状況、各混雑空港におけるスロット調整方式の現状等を整理・把握した。今後のスロット調整方式等の今後の展望として、以下を示した。
・定時運航率(OTP)の向上
・空港処理能力の拡張
・混雑空港の能力の最大活用方策として、「スロット規制の堅持」、「スロットの流動化」、「新規参入航空会社等のスロット取得など」
コメンテーターからは、米国航空会社・欧州航空会社の戦略「サービスのアラカルト化(アンバウンドリング)」やEU主要空港に拠点を置くアライアンスの欧米の市場占有率の変化について紹介された。
当日は、学術関係者、国土交通省、航空関係者、運輸交通関係団体、コンサルタント、メーカーなど135名を超える参加者があり、盛会なコロキウムであった。