持続可能な航空に関するセミナー ~航空分野の温暖化対策の現状と将来~

  • 航空・空港

Supported by 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION

日時 2012/10/18(木)14:00~17:45
会場・開催形式 ホテルオークラ東京「オーチャードホール」 (東京)

開催概要

 航空分野においては、今後アジア地域を中心に益々輸送量が増大し、発展していくことが見込まれているが、一方でそれに伴うCO2の排出増大や燃料の高騰などが課題となっており、そうした課題を如何にクリアし、その持続可能な発展を実現するかが重要な問題となっている。また、EUが2012年から国際航空にもEU-ETSを適用する旨を決定し、大きな問題となるなどの状況の中、我が国における取り組みも、こうした世界的な動向をにらみながら進めていく必要があると考えられる。
 本セミナーは、こうした背景の元、海外における取組を先導している、国際航空運送事業者団体、航空機メーカー、代替航空燃料開発事業者及び外国政府のトップクラスを招き、最新の動向を我が国の航空関係者に知らせるとともに、我が国における持続可能な航空に向けたより一層の取り組みを促すことなどを目的として開催された。
 セミナーにおいては、各講師より、持続可能な航空の発展に向けた世界的な取組みの全体図や、燃料消費効率に優れた航空機及び代替燃料の開発の最新の状況や将来の見込み、先進的な取り組みを行っている米国政府の取組の現状や将来の戦略等についての講演が行われるとともに、質疑応答セッションにおいては、代替燃料の普及のための方策や、その実用化の際の空港における課題、空港の混雑の問題などについて活発な議論が行われた。

主な参加者

参加者数:201名

プログラム

開会挨拶

鷲頭 誠
運輸政策研究機構 国際問題研究所 所長

講演資料

講演1

ポール・スティール
国際航空運送協会(IATA) 航空環境担当ディレクター

「航空/国境を越えてもたらされる利益」

講演資料

講演2

ビリー・グローバー
ボーイング社 副社長

「グローバルビジネスと環境戦略」

講演資料

講演3

ジム・レコースキー
UOPハネウェル社 副社長

「持続可能な航空燃料:調査、開発及びその展開」

講演資料

講演4

ジュリー・エッティンガー
米国連邦航空局(FAA) 長官補

「米国における持続可能な航空に向けた取組」

講演資料

質疑応答

上記講演者

当日の結果

当日の様子を写真(pdfファイル:1.86MB)でご覧いただけます。