働き方の変化に伴う鉄道通勤行動への影響に関する研究
- 運輸政策コロキウム
- 鉄道・TOD
第126回運輸政策コロキウム
主催 | 一般財団法人 運輸総合研究所 |
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日時 | 2019/2/28(木)18:00~20:00 |
会場・開催形式 | 運輸総合研究所会議室 (東京都港区虎ノ門) |
開催回 | 第126回 |
テーマ・ プログラム |
働き方の変化に伴う鉄道通勤行動への影響に関する研究 |
講師 | 山田 敏之 (運輸総合研究所研究員) |
コメンテータ | 金子 雄一郎(日本大学理工学部土木工学科教授) |
開催概要
講演では、講師より働き方に関する企業の制度の導入率は着実に進展しているものの、全体ではまだ低く、通勤者の制度の選択率も低い実態が示され、通勤者全体の鉄道乗車時刻の変化は、ピーク時のシェアの減少やピーク前後の分散はみられるものの、変動はわずかであることが示された。しかし、通勤行動を変えた通勤者の乗車時刻の変化はピーク時のシェアの減少やピーク前後の分散は顕著であり、さらに、制度を選択した通勤者は、そうでない人と比べて通勤全体の満足度が高いことが示された。
また、働き方に関する制度選択の影響により、何も制度がない状態に対し、ピーク時の利用者数は既に約7%削減効果が発現している可能性を示した。また、今の制度利用の比率が2倍に増加した場合、ピーク時は約7%の削減効果があり、その大半はピーク後にシフト、さらに今の利用率で制度を最大限利用した場合、ピーク時は15%減の可能性が示された。
コメンテータより、時差出勤の実態や関連する既往研究が示された。また、研究に対しては、個人の制度選択モデル・時刻選択モデルの精緻化に対して、ご意見を頂いた。
質疑では、ピーク後への需要が移動している要因や時差出勤の企業の対応や時差Biz期間以外の影響に関する質問が出るなど活発な議論がなされました。
当日は、大学等の研究機関、国土交通省、鉄道・運輸機構、地方公共団体、鉄道事業者、その他交通事業者、コンサルタント、報道関係者など75名を超える参加者があり、盛会なコロキウムとなりました。
プログラム
開会挨拶 |
宿利 正史 |
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所長挨拶 |
山内 弘隆 |
講師 |
山田 敏之 運輸総合研究所研究員 講演資料 |
コメンテータ |
金子 雄一郎 日本大学理工学部土木工学科教授 講演資料 |
質疑 |
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