観光地の魅力度評価

  • 観光

研究期間:1996 - 1998

研究概要

国内観光の停滞が懸念されている中で観光地自体の魅力を高めていくことの必要性が指摘されている。本研究は、その際、不可決の前提となる観光地魅力の現状についての客観的な評価手法を開発しようとするものである。
そのため、内外の評価事例のレヴューや観光に対する志向のトレンド分析等を行った上で、評価の構造を①賦存資源②活動メニュー③宿泊施設④空間快適性の4つの大項目と資源性、多様性等10の小項目からなる階層構造として体系化した。
次に同モデルを用いて全国の主要観光地の魅力度評価を行い、各観光地間のポジショニングと魅力の特徴を明らかにするとともに、観光地のタイプ別の分析、海外の観光地との比較等を通じ、景観対策など面的・空間的整備の必要性等今後の魅力ある観光地づくりについていくつか提言を行った。

レポート・論文・出版等

機関誌・レポート

研究テーマ 著者 掲載書籍
観光地の魅力度評価 現運輸省運輸政策局政策課政策企画調査室長
前(財)運輸政策研究機構運輸政策研究所主任研究員
室谷正裕

研究成果の社会貢献

・国土形成計画(全国計画)、社会資本整備審議会道路部会答申に盛り込まれた。