外国人のための災害対応の改善方策-情報提供の補完性とニーズの実態把握-

  • 観光
  • 安全・セキュリティ・防災・環境

研究期間:2017 - 2019

(崔 善鏡 ~ ’19年9月)

研究概要

観光は国の重要政策の一つとして位置づけられ、インバウンド観光客の急速な増加が続いている。特に、災害初期の情報提供はもっとも重要な要素であるが、これを含めた外国人への災害対応は十分であるとはいえない。そこで、需要側である訪日外国人旅行者の災害時に必要となる情報ニーズをロジットモデルにより分析し、災害時初期の対応と情報との関係を明らかにすること、特に、`訪日外国人旅行者のリスク認識・知識・経験・情報収集行動の違いをモデル化し、各要素が避難行動に与える影響を分析する。また、草津白根山の噴火・北海道地震・大阪府北部地震のケーススタディを行い、訪日外国人旅行者のニーズと実態の乖離を示すことにより観光防災対策のあり方について政策提言を行うことを目的に研究を実施した。