海運等による水素サプライチェーン構築の国際戦略に関する研究調査
- 安全・セキュリティ・防災・環境
- 調査研究事業(日本財団助成)
研究期間:2025 - 2026
研究概要
米国等の水素供給地域からのサプライチェーン構築のため、我が国及び関係各国の政府、民間企業の国際戦略、海運に着目した水素サプライチェーン構築のための課題を調査分析するとともに、エネルギー・経済安全保障上の意義、関係国間での国際連携の醸成のための方策について研究調査を行った。
水素(アンモニアを含む。以下同じ。)の普及段階においては、国際的な流通が不可欠であることから、海上輸送によるサプライチェーン構築の現状や課題、今後見込まれる時間軸、その構築に向けて日本が国内及び関係国間で講ずべき施策等の研究調査を行い、2026年8月に調査報告書を取りまとめた。
報告書では、水素の海上輸送ルートについて、重要な通行の要衝であるマラッカ海峡をはじめとするチョークポイントの安定的な航行の確保を含む、共通の利益を有する輸入志向国との連携が重要である点を提言した。
また、大規模需要が見込める産業が立地する港湾において、FC(燃料電池)トラックの水素ステーション等、他分野での水素利用に必要なインフラ整備が先行して進展すると見込まれることを明らかにし、港湾を含む国内のインフラ整備と産業政策とのより一層の連携の必要性を指摘した。
<研究員>
山下庸介
<調査員>
小澤舞子、駒谷祥子(~2026年3月)


