都市開発と駅整備の整合性に関する研究

  • 鉄道・TOD

研究期間:2011 - 2013

目的

本研究では、「都心の都市開発に伴う鉄道駅の混雑解消」に向けて、課題解決に向けた検討を行う。

背景

近年、都心駅周辺の急速な都市開発の進展により、鉄道駅の混雑が激化し、想定容量を上回る旅客のホーム上での滞留等が発生し、駅の利便性が損なわれる箇所がみられる。このような都市開発に伴う交通混雑について、容積率規制緩和による企業集積・生産性向上の便益と、それに伴って発生する道路交通量増大費用や鉄道車両内の混雑費用を比較した研究・調査は見られるが、「都市開発に伴う鉄道駅の混雑解消」に着目した研究・調査は、これまで殆どなされていない。

研究概要

(1)都市開発に伴う激しい混雑が見られる都心駅を対象に、駅構内の混雑の実態把握を行い、駅施設の許容交通量のあり方を検討
(2)都心駅で激しい混雑が発生する原因が、日本における建築物の容積率規制・交通アセスメントにあると考え、それらの改善方策を提案
(3)建築物の床面積と駅の許容交通量との関係の分析
(4)都市側と鉄道側の連携による対策施設(駅改良等)の整備方法の検討

講演・発表

運輸総合研究所での発表

発表年月 講演イベント名 テーマ
2011.11 研究報告会 「第30回 運輸政策研究所 研究報告会」
2012.12 運輸政策コロキウム 「都市開発と駅整備の整合性に関する研究」
2012.05 研究報告会 「第31回 運輸政策研究所 研究報告会」