地方空港の活性化に関する研究

  • 航空・空港

研究期間:2006 - 2009

目的

地方空港の維持・管理方策、利用促進策について、空港管理者から意見を伺い、その効果について検証するとともに、効率的な維持・管理を妨げるような制度・環境の改善も含めた有効な方策について、できるだけ多くの空港に活用できるような提言を行う。

背景

我が国の空港ネットワークは、配置的側面からみると概成したと認識されており、今後は、現在供用中の空港の質の向上と効率的な活用が重要と言われている。こうした中、地方自治体が管理する地方空港には、利用が伸び悩み、運営に苦慮するケースが見られる。規制緩和後において、路線の撤退が自由に行われることになったことも、利用の伸び悩みに拍車をかけている。
一方、こうした比較的規模の小さい空港においては、将来的には、ローコストキャリアや小型機による利用が期待される。このため、こうした空港の適正な管理・運営方策、利用促進策が進められることが重要である。

講演・発表

運輸総合研究所での発表

発表年月 講演イベント名 テーマ
2007.04 運輸政策コロキウム 「自治体管理空港の運営状況と活性化方策」
2008.05 研究報告会 「第23回研究報告会」
2008.03 航空・空港 「地方空港の活性化に関する研究 ~ 最近の地方空港の現況について」

レポート・論文・出版等

機関誌・レポート

研究テーマ 著者 掲載書籍
地方管理空港の管理・運営の実態と今後のあり方 内田 傑

研究成果の社会貢献

・空港整備法改正の際の基礎資料として活用
・空港の設置及び管理に関する基本方針において重要性が盛り込まれた。