インド共和国のNational Maritime Foundation(NMF)と研究交流等に関する覚書を締結しました(2025年10月3日)

 運輸総合研究所は、2025年10月3日にインド共和国・ニューデリーにおいて、同国の海洋シンクタンクであるナショナル・マリタイム・ファウンデーション(National Maritime Foundation、NMF)と5年間の研究交流等に関する了解覚書(MOU)を締結し、その署名式を開催しました。
 NMFは、2005年にインドで最初に設立された非政府組織の海洋シンクタンクで、海洋分野のあらゆる事項に関する独立した政策研究を行っています。
 運輸総合研究所は、本MOUを踏まえた研究交流と共同研究活動を通じて、発展著しいインド共和国と日本との間で、交通運輸と観光に焦点を当てて、海洋分野の発展のための連携・協力関係の強化に取り組んでいきます。

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(各写真左から)NMF チャウハン理事長、運輸総合研究所 宿利正史会長
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(写真左から)NMF カプール研究助手、同 シャルマ理事代理、同 ベディ専務理事、同 チャウハン理事長、

運輸総合研究所 宿利正史会長、同 山腰俊博主席研究員・国際部長、

運輸総合研究所アセアン・インド地域事務所 富田晃弘主任研究員・次長


 一般財団法人運輸総合研究所(会長:宿利 正史、事務所:東京都港区)は、2025年10月3日(金)に、インド共和国のナショナル・マリタイム・ファウンデーション(National Maritime Foundation、以下「NMF」という。)と、5年間の研究交流等協力活動に関する了解覚書(以下「MOU」という。)を締結し、その署名式をインド共和国ニューデリーのNMF会議室にて開催しました。
 NMFは、2005年にインドで最初に設立された非政府組織の海洋シンクタンクであり、急速な経済成長、巨大な人口と市場、そしてグローバル・サウスの中心国として、グローバル・パワーへと発展するインドにおいて、政府と連携しながら、交通運輸、観光を含むあらゆる海洋分野の事項に関して、政策提言を行うため、独立した政策研究を行っています。
 当研究所がNMFとの間で研究交流及び共同研究活動を促進していくことは、交通運輸及び観光に焦点を当てた、インド太平洋地域の海洋分野の発展に寄与するだけでなく、世界の海洋分野の発展にも貢献するものと考えています。このため、5年間のMOUを締結し、2つの研究機関の間で研究交流等を促進していくことといたしました。
 なお、運輸総合研究所は、ガティ・シャクティ・ヴィシュワヴィディヤラヤ(GSV、インド共和国鉄道省付属の中央大学)と20248月にMOUを締結しており、今般のNMFとのMOUの締結により、日本・インド間の交通運輸及び観光を網羅する協力体制が構築されることになります。

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