高速道路の債務償還シミュレーション -高速道路の永久有料化を見据えた-試算-

報告論文

公開日:2021年8月31日

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著者 博士(商学) 中央大学経済学部教授
後藤孝夫
博士(工学) 中央大学理工学部教授
谷下雅義
工学博士   敬愛大学経済学部教授
根本敏則
概要 本稿では,日本の高速道路網を対象に2115年度まで料金徴収をした場合の償還シミュレーションを行い,現行の高
速道路の料金水準と比較した.その結果,現行の枠組みを維持し,「新東名高速道路・新名神高速道路の6車線化」,
「暫定2車線の4車線化」および「更新」を実施した場合,全体として約13%の料金引き上げとなること,またAET(All
Electronic Tolling)化および暫定2車線区間の料金半額化を考慮した場合もほぼ同じになることを明らかにした.
さらに,感度分析の結果から「暫定2車線の4車線化事業の整備期間延長」は料金改定率を抑えることができ,「固
定資産税の免除」と「上限金利1%」については,料金引き下げが可能であることを示した.
掲載記事PDF 冊子版:80号
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