東南アジア航路の国内寄港地集約に関するネットワーク分析

学術研究論文

公開日:2019年4月18日

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著者 修士(工学) 中央復建コンサルタンツ株式会社総合技術本部副本部長
木俣 順
博士(工学) 神戸大学大学院海事科学研究科教授
竹林幹雄
概要

本稿では,東南アジア航路の西日本における寄港地集約についてネットワーク均衡分析による評価を試みる.船社による欧米基幹航路の寄港地集約と同様に,今後のターゲット市場であるASEANを中心とする東南アジア航路についても集貨効率性を求め拠点港へ集約する動きがある.本稿では,東南アジアコンテナ市場のうち,西日本発のベトナム向けコンテナ貨物をケーススタディーとしてbi-levelモデル型のネットワーク均衡分析を適用し,ベトナム航路を阪神港に集約したケースについてシミュレーションを行った.その結果から,寄港地集約は阪神港の集貨に有効であるものの,海外トランシップ利用の増大や荷主の効用低下を招く可能性があることを示した.

掲載記事PDF 冊子版:78号
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