博多港はなぜ日本一のクルーズ寄港地になったのか?

報告論文

公開日:2019年4月09日

キーワード
著者 博士(工学) 金沢工業大学客員教授
杉村佳寿
博士(学術) 明治大学商学部専任講師
朝岡大輔
概要

我が国港湾へのクルーズ船の寄港回数,特に外国船社の寄港が急増し,中でも博多港は寄港回数国内最多を誇る.本稿では,港湾を中心とするクルーズ受入側での政策立案,施策展開に対して先行研究から示唆を得ることを目的に,クルーズ市場の拡大経緯とクルーズ船社・港湾の戦略に関する先行研究の成果を踏まえ,ケーススタディ的に博多港が日本一の寄港回数を誇るようになった理由を考察し,クルーズ港湾の今後の展望を述べる.博多港は上海港との地理的近接性,迅速な受入れ体制の整備等により,クルーズ船社の戦略と相俟って寄港回数が増加しており,ターミナル運営,リピーター対策等,今後の展望についても先行研究が多くの示唆を与える.

掲載記事PDF 冊子版:78号
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